「広告を5千バーツ出したのに、問い合わせが1件も来なかった」——バンコクでサロンを経営するオーナーから、こんな話をよく聞きます。
広告が効かない理由として「写真が悪かった」「ターゲット設定が間違っていた」と思いがちですが、多くの場合、本当の原因は「広告を出す前の土台が整っていないこと」にあります。
広告が効かないサロンに共通する問題
広告をクリックした人が最初に見るのは、広告そのものではなく「その先のページ」です。そこが整っていなければ、どんなに良い広告を出しても意味がありません。
- 広告先のページが整っていない:FacebookページやGoogleマップをクリックしたら、営業時間が書いていない、写真が2〜3枚しかない、口コミが0件——これでは来サロンしようという気になりません。
- 口コミがない:初めて来る人にとって、口コミは「本当に行っていいか」の判断材料です。口コミ0件のサロンに入るのは、誰にとっても少し勇気がいることです。
- 写真のクオリティが低い:暗い・ぼやけた・施術が小さく写っているだけの写真では、食欲を刺激しません。広告よりも前に、写真の品質を上げることが先です。
広告の前に整えるべき3つの基盤
広告を始める前に、必ず次の3つを確認・整備してください。
- ① Googleビジネスプロフィールの完成:住所・電話番号・営業時間・カテゴリ・写真20枚以上・口コミへの返信。この状態にしてから広告を始めると、Googleマップ経由でも自然流入が増え始めます。
- ② SNS投稿10本以上:Facebookページを見たとき、投稿が1〜2本しかなければ「最近やめたおサロンかな?」と思われます。最低10本の投稿があり、直近1週間以内に更新されていることが必要です。
- ③ Webサイトまたは施術施術メニューページ:「詳しく見たい」と思った人が迷わず行ける先が必要です。料金・施術施術メニュー・アクセスが1ページでまとまっていれば十分です。
無料ツールだけでどこまでできるか
実は、土台となる集客基盤は全て無料ツールで作れます。有料広告を始める前に、これらを使い倒しましょう。
- Googleビジネスプロフィール(GBP):完全無料。写真・投稿・Q&A・口コミ返信まで全て無料で使えます。
- Meta Business Suite:FacebookとInstagramの投稿・予約投稿・インサイト確認が無料。広告を出す際もここから管理できます。
- Canva:無料プランでも施術写真の加工・投稿テンプレ作成・施術施術メニュー画像制作ができます。
- Google Analytics:Webサイトがある場合、どのページが見られているか・どこから来ているかを無料で確認できます。
広告を始めるべきタイミング
「いつから広告を出せばいいか?」という質問をよく受けます。答えは明確です。次の3条件が揃ったときです。
- Googleマップの口コミが10件以上ある
- SNS投稿が累計30本以上ある(または直近30日で10本以上)
- Webサイトまたは施術施術メニューページがある
この状態で初めて広告を出すと、「広告を見た→ページを確認した→信頼した→来サロン・予約した」という自然な流れが生まれます。逆に、この状態になる前に広告を出すと、せっかく来てもらっても離脱されてしまいます。
月3万円以下でできる施策の優先順位
限られた予算を最大限に活かすための正しい順番は次のとおりです。
- 1位:Googleビジネスプロフィールの完成(無料)
まずここから。地域検索からの来サロンに最も直結します。 - 2位:SNS継続投稿(無料または月5,000バーツ以内)
週2〜3回の投稿を続けるだけで、フォロワーの信頼が積み上がります。 - 3位:Webサイト制作(初期費用のみ)
一度作れば資産として機能します。維持費はほぼかかりません。 - 4位:広告(月5,000〜10,000バーツ)
上記3つが整ってから始めると、広告費が無駄になりません。
まとめ:広告より先に「信頼されるサロン」を作る
広告費を使っても効果が出ないときは、広告そのものの問題よりも、その前の土台に問題があることがほとんどです。まず無料ツールで基盤を整え、口コミを積み、SNSを継続する——その後に広告を出せば、投資した分の効果が返ってきます。
JEEBでは、予算の使い方の相談から土台整備のサポートまで、無料でご相談いただけます。