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「料理は美味しいのに写真が映えない」
バンコク飲食店オーナーのスマホ撮影7つの失敗と解決策

「料理は本当に美味しいのに、SNSに上げた写真を見ると全然食べたくならない」--そう感じているなら、カメラのせいではなく、撮り方の「型」が間違っているだけです。最も多い7つの失敗と、その場で直せる解決策を実例付きで解説。

「料理には自信がある。でもSNSに投稿した写真を見ると全然美味しそうに見えない」「スタッフに撮らせると毎回暗くてぶれてる」——バンコクで日系飲食店を経営しているオーナーから、こういう声をよく聞きます。

実は、料理写真が映えないのはスマホの機能のせいではありません。撮り方に7つの典型的な失敗があり、それぞれに今日から直せる具体的な解決策があります。

失敗1: 蛍光灯の下で撮っている

飲食店の照明は雰囲気重視で設計されていることが多く、蛍光灯や暖色の電球の下では料理の色が実物と大きく違って映ります。特に蛍光灯の緑がかった光は料理を不自然に見せる大敵です。

解決策:窓際の自然光を使う

バンコクは1年中日照が豊富です。ランチタイム前後(10時〜14時)の窓際は最高の撮影スポット。テーブルを1席だけ「撮影専用席」に固定するだけで、写真のクオリティが劇的に変わります。曇りの日の拡散光は影が出にくく、むしろ撮影向きです。

窓際の自然光で料理を撮影するイメージ
照明より自然光。窓際1席を撮影専用席にする

失敗2: 真上から撮るだけ

「映える写真=真上から」と思い込んでいませんか?確かに丼ぶりや麺類は真上が映えますが、それ以外の料理では立体感が出ず、ぺったりした印象になります。

解決策:45度斜め上が基本、料理別の最適アングル

基本はカメラを45度斜め上から構えること。これで高さと奥行きが出て、量感も伝わります。料理別の目安は次の通りです。

  • ラーメン・丼・パスタ → 真上(具材の全体が見える)
  • 焼肉・串焼き・グリル → 45度(焼き色と肉厚が伝わる)
  • ケーキ・バーガー・サンド → 水平〜30度(高さが主役)
  • 刺身・寿司盛り → 斜め(ネタの艶が映える)

失敗3: 背景が雑然としている

テーブルの上にメニュー、おしぼり、醤油瓶が散らかったまま撮影していませんか?背景の余計な情報は、料理から視線を奪ってしまいます。

解決策:白い皿・木目テーブル・余白の使い方

撮影前にテーブルの上を30秒で片付ける習慣をつけましょう。背景として最も使いやすいのは白い皿、木目テーブル、シンプルな布ナプキン。店の雰囲気を伝えたい場合は小物を2点以内(箸置き+グラスなど)にして、料理を主役に保ちます。「余白」は贅沢さの演出でもあります。

テーブル上の小物と料理の配置イメージ
小物は2点まで。余白は「高級感」の演出

失敗4: 撮ってすぐ投稿

暗い・黄色っぽい・コントラストが低い——これらは撮影後の簡単な補正で解決できます。なのに、撮ってすぐ無加工で投稿している店がほとんどです。

解決策:Lightroom無料版の補正3ステップ

Adobe Lightroom Mobileは無料で使える強力な補正ツールです。以下の3項目だけ触れば十分です。

  • ①明るさ(露出):+0.3〜+0.7程度上げる(白飛びしない範囲で)
  • ②自然な彩度:+10〜+20で食材の色が鮮やかに
  • ③シャープ:+30〜+40で質感が引き立つ

1枚あたり1分もかかりません。これだけで「プロが撮った?」と言われるレベルに近づきます。

スマホで写真を編集するイメージ
Lightroom無料版で3項目だけ補正する

失敗5: 縦横サイズを気にしない

同じ写真でもSNSによって最適なサイズが違います。Instagramで横長写真を投稿すると上下が切れ、料理の半分しか見えない状態になることも珍しくありません。

解決策:SNS別推奨サイズを使い分ける

  • Instagram フィード(正方形) → 1:1(1080×1080px)
  • Instagram ストーリーズ・リール → 9:16(1080×1920px)
  • Facebook フィード → 16:9(横長)または 1:1
  • LINE公式アカウント → 1:1が無難

撮影時にスマホの「グリッド線」をオンにして、正方形を意識して撮るだけで投稿時の切り抜き作業が不要になります。

失敗6: 料理が冷めてから撮る

お客様が着席してから撮影しようとすると、そのころには湯気は消え、チーズは固まり、揚げ物はしんなりしています。「美味しそう」の旬は短い。

解決策:提供前に10秒で撮る習慣

「キッチンから出た瞬間に10秒で撮る」をルール化してください。撮影スポット(自然光が当たる場所)をキッチン出口の近くに設置しておくと動線もスムーズです。湯気が立ち、光沢が生きている「提供直前」の1枚が最も食欲をそそります。

料理タイプ 推奨アングル 撮影のコツ
ラーメン・うどん・丼 真上(垂直) 具材の配置が一目瞭然。スタンド固定で安定
焼肉・串・ステーキ 45度+手を入れる 焼け具合と臨場感が伝わる
寿司・刺身 斜め45度+横並び ネタの艶・色が美しく出る
スイーツ・デザート 真横(側面)+背景ぼかし 高さ・層・質感で「行きたい」が増える

失敗7: 毎回撮り方が違う

月曜日は真上から、火曜日は斜めから、水曜日はなんとなく暗め……アングルも光もバラバラだとSNSのフィードに統一感が出ず、店のブランドイメージが定まりません。フォロワーが「あの店っぽい」と感じる雰囲気が生まれないのです。

解決策:店の「撮影型」を1つ決めてブランド統一

自店の「撮影テンプレート」を1パターン決めましょう。例えば「窓際・45度・白皿・Lightroom3項目補正」を全品共通のルールにするだけで、誰が撮ってもブレなくなります。SNSのフィードに一貫性が出ると、フォロワーが店の雰囲気をひと目で認識できるようになり、ブランドが育ちます。

撮影型の決め方:今まで撮った写真の中で「これは良い」と感じた1枚を探してください。その写真の光・角度・背景が、あなたの店の撮影型です。それを言語化してスタッフと共有するだけでOK。

まとめ:7つの失敗を直せば写真が変わり、集客が変わる

改めて7つをまとめます。

  • 失敗1: 蛍光灯の下で撮る → 窓際の自然光へ
  • 失敗2: 真上から撮るだけ → 料理別の最適アングルを使う
  • 失敗3: 背景が雑然 → 撮影前30秒で片付け+背景シンプル化
  • 失敗4: 撮ってすぐ投稿 → Lightroom3項目で補正してから投稿
  • 失敗5: サイズを気にしない → SNS別推奨サイズで撮影・投稿
  • 失敗6: 冷めてから撮る → キッチン出た瞬間に10秒で撮る
  • 失敗7: 毎回バラバラ → 店の「撮影型」を1つ決めて統一

これらは全部、今日から実践できることです。カメラを買い替える必要はありません。光・角度・補正・型の4つを整えるだけで、スマホでプロ並みの料理写真が撮れるようになります。

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